墓石の名称
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一般的にはみかげ石を使います。みかげ石は、硬質で風化に強くしかも磨くと美しい光沢が出るので墓石には最適です。色は白色系.黒色系・赤色系・緑色系など色々あります。
墓石に彫り込む文字は墓碑の顔です。この彫刻により墓石の印象が決まります。
従来からある単独墓の場合は戒名・俗名・没年月日・行年が刻まれることが多かったのですが、現在は合祀墓の普及から、和型墓石の場合で「○○家之墓」、洋型墓石の場合で、横に「○○家」と家名を彫刻するのが一般的です。ただし、浄土真宗や日蓮宗の檀家では「南無阿弥陀佛」・「南無妙法蓮華経」が塔の中心に刻まれ、家名等や建立年月日等は塔の側面にきます。
お墓に刻む文字の書体には楷書体、行書体、草書体、隷書体、ゴシック体等がありますが、永久にのこるお墓の文字として使われるのは、わかりやすい楷書体が一般的です。 又,墓石の文字には旧字が使われる事がありますのでご留意ください。(例えば「誉」と「譽」、「寿」と「壽」、「辺」と「邊」)。 墓石に刻む内容は時代とともに変化しています。 最近の洋型墓石やデザイン墓石などでは、「愛」「夢」「静」「やすらぎ」などの文字や言葉や日記や詩などを刻むものもあります。
いずれにしても、故人あるいはその家族が帰依している仏教、神道、宗派により梵字やお題目などが異なりますので、よく確認される必要があります。 寺院墓地の場合はお寺のご住職に相談されても良いでしょう。